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ワイヤーの矯正のメリット、デメリット

従来からの治療法としてワイヤー矯正が日本でも普及していますが、矯正治療をおこなう際には、メリットばかりに目がいき、デメリットを把握しないまま治療を受けてしまう人も少なくありません。そこで今回は、矯正治療を受けようと考える人へ向けて、ワイヤー矯正のメリットとデメリットを詳しくご紹介して参りたいと思います。

 

ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正とは、歯の表面に矯正装置であるブラケットを専用の接着剤で接着し、そこにワイヤーを通し、ワイヤーを引っ張るチカラにより、歯を少しずつ正しい位置へと移動させていきます。

スタンダードな矯正治療と言えば、金属製のブラケットでありますが、金属アレルギーの問題や口元の審美性を気にする患者さまも多く、近年では透明や白色のブラケットや、歯の裏側にブラケットを装着するリンガルブラケットも誕生しました。

 

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正のメリットは以下の通りです。

▼十分な実績がある

現在の歯科矯正学の基礎ともいわれている『エッジワイズ法』は、20世紀初頭から誕生した治療法の1つであり、世界の国々や日本に徐々に広がっていき、十分な実績があります。

 

▼ほとんどの症例に対応できる

ワイヤー矯正の場合には、特殊な例をのぞき、ほとんどの症例に対応できます。

 

▼比較的に治療費が安価

スタンダードな金属ブラケットの場合は、矯正治療においては比較的安価で治療を受けることができます。

 

ワイヤー矯正のデメリット

ワイヤー矯正のデメリットは以下の通りです。 

▼口元の審美性に欠ける

歯の表面に矯正装置であるブラケットを接着させるため、口元の審美性に欠けてしまします。

 

▼歯磨きがしにくい

歯の表面に接着されたブラケットが障害となり、細かな部分まで歯磨きがしにくくなります。

 

▼虫歯・歯周病になりやすい

歯の表面に接着されたブラケットが障害となり、細かな部分まで歯磨きがしにくくなり、磨き残しが多くなり虫歯や歯周病リスクが高まります。

 

▼口内炎になりやすい

金属のブラケットなどが、口の中の粘膜に接触しやすく傷がつくことで、口内炎になってしまうリスクが高まります。

 

▼装着直後はとくに違和感や痛みがある

装着直後などは違和感や痛みがありますが、徐々に違和感が薄れ、痛みも和らいでいきます。

 

以上、今回はワイヤー矯正のメリット、デメリットについて詳しくご紹介して参りました。矯正治療をお考えの際には、各治療法のメリットはもちろんのこと、デメリットも理解した上で、治療を受けることが大切です。

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