矯正治療といえば「治療中に痛みがある」イメージを持つ人も多く見受けられます。従来の治療法であるブラケット矯正（ワイヤー矯正）は、ワイヤーで引っ張るチカラを利用して、歯を移動させるため、どうしても痛みが生じてしまいます。これらのことからも、マウスピース矯正でも治療中に痛みが生じるのか、不安を抱く人も少なくありません。そこで今回は、マウスピース矯正中に痛みが生じるのか、詳しくご紹介してまいります。
マウスピース矯正の基本知識
はじめに、マウスピース矯正の基本知識についておさらいしましょう。マウスピース矯正は、文字通りマウスピースを装着して歯を適切な位置へと導いていきます。従来のように歯の表面に矯正装置を装着する必要がないため、容易に取り外すことができます。
マウスピース矯正中に痛みを感じるの？
マウスピース矯正であっても、治療中に痛みを感じることがあります。しかし、それは新たに装着したマウスピースを装着して3~4日間程度であり、断続的に痛みが生じるわけではありません。
従来のブラケット矯正（ワイヤー矯正）と比べると、マウスピース矯正は痛みを抑えて、治療をおこなうことができます。
痛みを感じた時の対処法
ブラケット矯正（ワイヤー矯正）に比べると痛みを抑えた矯正治療をおこなえるマウスピース矯正ではありますが、痛みはなるべく避けたいと考える人が大半ではないでしょうか。
マウスピース矯正治療中に痛みを感じた時は、以下の方法を試してみてください。
▼新しいマウスピース装着時に痛む
新たなマウスピースを初めて装着するときに、痛みを感じることがあります。痛みは3~4日程度で治まっていきますが、痛みが酷いようであれば、歯科医院から処方された痛み止めなどを服用して対処し、改善しない場合は歯科医院へご相談ください。
▼常にマウスピースの着脱時に痛む
新しいマウスピース着脱する際に毎回、痛みを感じる恐れもあります。痛みは3~4日程度たっても、着脱時に酷く痛みを感じる場合は歯が適切に動いていない恐れもあります。そのような場合には、歯科医院へご相談ください。
▼マウスピースが歯肉や舌にあたり痛い
マウスピースが歯肉や舌といった軟組織にあたり続けると、口内炎などになりかねません。痛みを感じる場合は、速やかに歯科医院へご相談ください。
以上今回は、マウスピース矯正中の痛みと対処法について詳しくご紹介してまいりました。痛みを我慢してしまう患者さまも中には見受けられますが、マウスピース矯正中の痛みが改善されない場合は、速やかに歯科医院へ相談しましょう。
