目立たない矯正治療法として知られるマウスピース矯正でありますが、どのようなメリット、デメリットがあるのか、治療を受ける前には把握しておくことが治療を成功させるポイントの1つとなります。そこで今回は、マウスピース矯正のメリット、デメリットについて詳しくご紹介してまいりましょう。
マウスピース矯正とは?
まずは、マウスピース矯正とはどのような治療法であるのか、確認しましょう。マウスピース矯正は、従来の矯正治療とは異なり、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を必要としません。そのため審美性に優れ、見た目を気にすることなく、矯正治療をおこなうことができます。
マウスピース矯正のメリット
▼矯正治療をしていることが分かりにくい
透明なマウスピースなため、口元から矯正治療に気づかれにくいです。
▼着脱できる
歯磨き時やPTOに合わせて取り外しすることができます。
▼痛みが少ない
歯の位置を移動させることで痛みを感じるケースもありますが、マウスピース矯正の場合は、その痛みが少ない傾向があります。
▼違和感が少ない
マウスピース矯正の場合には、数ミリ単位で歯の位置を移動させるため、違和感が少ない傾向にあります。
▼食事を楽しめる
従来のワイヤー矯正では避けるべき食べ物も指定されていますが、マウスピース矯正では、気にすることなく食事を楽しめます。
▼お口の中のトラブルがおきにくい
従来のワイヤー矯正の場合には、口内炎などのお口のトラブルも起きやすいとされていますが、マウスピース矯正の場合は、トラブル がおきにくいと言われています。
▼治療回数が少ない
従来のワイヤー矯正では、3週間に1度程度ですが、マウスピース矯正では1ヶ月~3ヶ月に1度の頻度の来院となります。
マウスピース矯正のデメリット
どんなに画期的な治療法であっても、メリットだけではなく、デメリットも存在するため、把握しましょう。
▼自己管理が必要
着脱できるメリットと反対に、装着時間を厳守しなければ、計画通りに矯正治療を進めることができません。
▼紛失の恐れもある
着脱できるメリットと反対に、紛失する恐れもあります。
▼治療に適応しない不正歯列もある
複雑な歯列不正の場合には、マウスピース矯正が適応されないケースもあります。
以上今回は、マウスピース矯正のメリット・デメリットについて詳しくご紹介して参りました。メリットばかりが注目されがちではありますが、治療を受ける際にはメリットと合わせて、デメリットも把握しましょう。